無理なく

がんばりすぎなくていい。日常と、こころに寄り添うエッセイ。

記事一覧
2026年9月18日 ・ 暮らし

二百十日、結局なにも起きなかった

二百十日の朝、身構えた私を待っていたのは、ただの静かな一日だった。

2026年9月17日 ・ 暮らし

今年最後の蚊、たぶん見逃した

叩き損ねた蚊が、気づけば今年最後の一匹だったかもしれない夜のこと。

2026年9月16日 ・ 暮らし

涼しくなったのに、まだアイスを食べている

9月14日、23時。窓の外は虫の声なのに、冷凍庫からアイスを取り出す手だけは夏のまま。

2026年9月15日 ・ 暮らし

お月見団子、白い方だけ先に食べた

19時40分のコンビニで月見団子を買った夜、白い団子だけ先に食べてしまう癖に気づいた話。

2026年9月15日 ・ 暮らし

洗濯物、まだ生乾きのまま取り込んだ

9月のベランダで、洗濯物がなかなか乾かないことに気づいた朝の話。

2026年9月13日 ・ こころ

彼岸花、今年も同じ場所に咲いていた

通勤路の土手に彼岸花。今年も同じ場所に咲いていることに、ふと立ち止まった。

2026年9月12日 ・ 暮らし

台風が来る前に、パンを二個買い足した

台風が来ると聞いて、パンを二個多く買った夜のこと。

2026年9月11日 ・ 暮らし

コオロギの声で、夏が終わったと知った

ゴミ出しのついでに聞いた虫の声で、夏が終わっていたことを知った夜の話。

2026年9月10日 ・ 暮らし

コンビニのおでん、まだ早いと言われた

9月の夜、コンビニでおでんを求めたら店員に「まだ早い」と言われた。季節は待ってくれないのに、こちらばかり急いでいた。

2026年9月9日 ・ 暮らし

防災リュック、賞味期限切れの水が出てきた

台風接近のニュースでリュックを開けたら、水も乾パンも期限切れ。それでも、と思った夜のこと。

2026年9月8日 ・ 暮らし

ツクツクボウシの声が、いつのまに消えていた

9月の朝、ベランダで蝉の声が消えていたことにようやく気づいた。

2026年9月7日 ・ こころ

半袖と長袖の間で、ずっと迷っている

半袖にするか長袖にするか、クローゼットの前で毎朝止まっている。

2026年9月6日 ・ こころ

二学期のチャイムに、まだ体が反応する

9月1日の朝、小学校のチャイムに足が止まった。もう呼ばれていないのに。

2026年9月5日 ・ 暮らし

秋刀魚、半身だけ買って帰った

秋刀魚が高くて、半身だけ買って帰った日のこと。

2026年9月4日 ・ 暮らし

衣替え、半分だけ終わらせた

クローゼットの半分だけ夏服をしまって、そのまま力尽きた夜のこと。

2026年9月3日 ・ こころ

金木犀の匂いに、まだ気づいていない

夕方の風が少し変わった気がした。でも金木犀は、まだ匂わない。

2026年9月2日 ・ 暮らし

扇風機を、まだしまえずにいる

9月14日、扇風機の前に座ったまま。しまうタイミングを、また逃している。

2026年9月1日 ・ こころ

自販機、お茶のボタンだけ売り切れだった

駅の自販機、お茶のボタンだけ光っていなかった。みんな同じものを選んでいた、その日。

2026年9月1日 ・ 暮らし

花火の匂い、シャツからなかなか消えなかった

花火の匂いがシャツに残った数日間、消えていくものについて考えていた。

2026年8月30日 ・ 暮らし

除湿機のタンク、また満杯になっていた

除湿機のタンクが毎晩満杯になる。空にしても、また満ちる。それでいいのかもしれない。

2026年8月29日 ・ こころ

駅前の温度計、いつも高く出ている

39℃と出た駅前の温度計。本当はそんなに暑くないのに、信じて疲れてしまう話。

2026年8月29日 ・ こころ

読書感想文がない夏に、まだ慣れない

8月末のスーパーで見た投げ売りの原稿用紙から始まる、締め切りのない夏についての話。

2026年8月28日 ・ 暮らし

とうもろこし、剥いても剥いても出てくる皮

スーパーで買ったとうもろこしの皮を剥きながら、終わらないものについて考えた夜の話。

2026年8月26日 ・ こころ

エアコンのタイマー、切れる前に目が覚めた

エアコンのタイマーが切れる前に、なぜかいつも先に目が覚めてしまう夜の話。

2026年8月25日 ・ こころ

ラジオ体操のカード、もう判子を押してもらえない

涼しい朝の公園、もう鳴らないラジオ体操の音楽をふと思い出した朝の話。

2026年8月24日 ・ こころ

昼寝から覚めたら、17時だった

扇風機の音の中でうたた寝し、気づけば17時。消えた時間をめぐる小さな話。

2026年8月23日 ・ 暮らし

朝顔の蔓が、隣の敷地まで伸びていた

ベランダの朝顔の蔓が、いつのまにか隣の敷地の柵まで届いていた朝のこと。

2026年8月22日 ・ 暮らし

盆休みの新幹線、指定席を間違えていた

指定席を間違えた13分間。毎年同じ号車を選ぶ癖から見えてきたもの。

2026年8月21日 ・ 暮らし

駅のホームの扇風機、前だけ渋滞していた

18時32分、ホームの扇風機の前だけ人が渋滞していた。誰も並べとは言わないのに。

2026年8月20日 ・ こころ

保冷剤、溶けきるまでしか涼しくなかった

冷凍庫から出した保冷剤の涼しさは、溶けるまでの短い時間だけだった。

2026年8月19日 ・ 暮らし

冷凍みかん、待ちきれずにかじった

駅の売店で買った冷凍みかん、溶けるのを待てずにかじって、歯がしみた話。

2026年8月18日 ・ 暮らし

日焼け止め、去年のはもう白く固まっていた

洗面台の奥から出てきた日焼け止め、去年のまま分離していた朝の話。

2026年8月17日 ・ こころ

甲子園の歓声を、消音で見ていた

23時、テレビの音を消して見た夏。がんばる誰かと、がんばれない自分。

2026年8月16日 ・ こころ

電車が、陽炎の向こうから来た気がした

18時52分、ホームの向こうが揺れていた。電車も、今日の自分も、輪郭がはっきりしない。

2026年8月15日 ・ こころ

今年は帰らないと言ったら、母が笑った

8月13日、実家に帰らないと決めた夜。電話をかけたら、母は怒らずに笑った。

2026年8月14日 ・ こころ

向日葵、こっちを向いてくれなかった

買った向日葵が動かない。太陽を追うはずなのに、と毎朝首をかしげた話。

2026年8月13日 ・ こころ

盆踊りの潓、去年より小さくなっていた

太鼓の音に呼ばれて出かけた盆踊り。潓が、思っていたより小さかった。

2026年8月12日 ・ 暮らし

自転車のサドル、触れないほど熱かった

駐輪場でサドルに触れて「あ」と声が出た日。熱さと自分の頑張りすぎが、少し似ていた。

2026年8月11日 ・ 暮らし

ベランダのサンダル、片方だけ日焼けした

ベランダのサンダルが片方だけ色褪せていた。均等じゃなくてもいいのかもしれない。

2026年8月10日 ・ 暮らし

うちわは、去年のイベント名のまま

引き出しの奥から出したうちわに、去年の夏祭りの名前が印刷されたままだった。

2026年8月9日 ・ 暮らし

スイカを一玉買ったら、冷蔵庫に入らなかった

698円のスイカを一玉買って、冷蔵庫の前で立ち尽くした日のこと。

2026年8月8日 ・ こころ

線香花火は、いつも同じところで消える

23時前、ベランダで線香花火に火をつけた。順番はいつも同じだった。

2026年8月7日 ・ 暮らし

氷を入れすぎて、麦茶が薄くなった夜

氷を入れすぎて薄まった麦茶から、力の抜きどころを考えた夜のこと。

2026年8月6日 ・ 暮らし

かき氷のシロップ、毎年同じ色を選ぶ

台所でかき氷機を出す。シロップは3本あるのに、手はいつもいちごへ伸びる。

2026年8月5日 ・ 暮らし

氷枕、朝には水になっている

冷たかったはずの氷枕が、朝にはただの水袋になっている。それだけの夜の話。

2026年8月4日 ・ 暮らし

土用の丑の日、うなぎを買わなかった

のぼり旗を見て条件反射で財布を確認したのに、結局買わなかった話。

2026年8月3日 ・ 暮らし

打ち水をしたら、猫が来た

打ち水の意味なんて、たぶん誰も本気で調べていない。それでも続けている理由。

2026年8月2日 ・ 暮らし

駐輪場の日陰を、知らない三人で分け合った

サドルが焼けるほど暑い日、駐輪場の日陰を知らない人と黙って分け合った話。

2026年8月1日 ・ 暮らし

網戸の穴、結局そのままにしている

網戸に見つけた5ミリの穴。直そうとして、結局そのままの夏になった。

2026年7月31日 ・ 暮らし

蚊取り線香を、最後まで燃やしきったことがない

30巻入りの缶を6月に買って、7月の終わりにまだ22巻残っている。

2026年7月30日 ・ こころ

花火大会の音だけが、部屋に届いた

20時10分、ドン、と鈍い音がして、窓ガラスがほんの少し震えた。

2026年7月29日 ・ こころ

スーパーに、もう盆の花が並んでいた

17時40分、いつものスーパーの入口に、ほおずきとみそはぎの束が出ていた。

2026年7月28日 ・ こころ

ラムネの瓶、ビー玉が取れなかった

スーパーで買ったラムネのビー玉が、どうしても取れなかった夜の話。

2026年7月27日 ・ こころ

風鈴の音が、うるさいと思った夏

ベランダの江戸風鈴が、ある日の帰り道から急にうるさく感じるようになった。

2026年7月26日 ・ 暮らし

アイスの棒、今年も“はずれ”だった

コンビニのアイスの棒を舐めながら、当たらないことに慣れていく自分に気づいた話。

2026年7月25日 ・ こころ

短冊に、何も書けなかった七夕の夜

スーパーの笹飾りの前で、短冊に何も書けなかった夜のこと。

2026年7月25日 ・ 暮らし

深夜1時、製氷機の音だけが動いていた

眠れない深夜、製氷機の「ガコン」だけが律儀に動いていた夜の記録。

2026年7月24日 ・ こころ

金魚すくいで、一匹もすくえなかった夜

破れたポイを片手に、獲れなかった金魚を見ていた七月の夜のこと。

2026年7月23日 ・ 暮らし

コインランドリーの丸椅子、脚が一本短い

生乾きの匂いに負けて向かったコインランドリーで、何もない時間に出会った

2026年7月22日 ・ 暮らし

夕立に降られて、傘を買うか迷った

傘を買うか迷っているうちに、雨のほうが先に止んでしまった話。

2026年7月21日 ・ こころ

玄関で蝉の抜け殻を踏んでしまった

朝6時52分、玄関で鳴った乾いた音。踏んだのは、空っぽになった蝉の抜け殻だった。

2026年7月19日 ・ 暮らし

冷凍庫の保冷剤が、もう定員オーバーだった

冷凍庫を開けたら保冷剤で氷が作れなかった。捨てられない自分と、少し仲直りした話。

2026年7月18日 ・ 暮らし

扇風機の風に、ただ吹かれる夜

扇風機の首振りを眺めるだけの夜に、ふと気づいたこと。

2026年7月17日 ・ 暮らし

冷蔵庫に麦茶があるだけで

帰宅して、冷蔵庫を開けて、よく冷えた麦茶を一杯。夏の暮らしの土台は、案外こんなところにある。

2026年7月17日 ・ 暮らし

冷房の部屋で、ブランケットにくるまる幸せ

冷房を効かせた部屋で、薄いブランケットにくるまる。矛盾しているようで、これがいちばん落ち着く。

2026年7月15日 ・ 暮らし

夜のコンビニまで歩く、五分間の旅

深夜、特に買うものもないのにコンビニまで歩く。あの往復五分の中に、妙な自由がある。

2026年7月14日 ・ こころ

「おつかれさま」を、自分にも言う

「おつかれさま」って、他人には一日に何度も言うのに、自分に言ったことは一度もなかった。

2026年7月14日 ・ 暮らし

朝7時のゴミ出しで、今日はもうだめだと思った

ゴミ袋を持って外に出て、3歩で後悔した。クソ暑い。朝7時の時点で、今日はもうだめだと思った。

2026年7月14日 ・ カルチャー

ティッシュを箱ごと抱えて、映画で泣いた

あらすじも結末も知っている。3回目だから。それでも今夜、この映画で泣くと決めて再生ボタンを押した。

2026年7月12日 ・ ライフ

金曜日の夜更かしは、どうしてあんなに甘いのか

平日の夜更かしは翌朝の後悔になるのに、金曜の夜更かしだけは、ごほうびの味がする。

2026年7月11日 ・ 暮らし

今月、そうめんを11回ゆでた

数えるつもりはなかった。ゴミ箱の、そうめんの帯の数で、わかってしまっただけだ。

2026年7月11日 ・ 暮らし

午前3時14分、自分の汗で目が覚めた

人間は、自分の汗で目が覚められる。この夏いちばんの発見が、これでいいのだろうか。

2026年7月10日 ・ ライフ

カレンダーの土曜に「無」と書いた

予定の名前ではない。何も入れない、という予定だ。書いたのは私だ。見るたび、ちょっと笑う。

2026年7月9日 ・ 暮らし

夜11時、天井の電気を消してみたら

自分の部屋が、コンビニと同じ明るさで深夜まで営業していたことに、3年目で気づいた。

2026年7月8日 ・ こころ

会わなくなった友達を、嫌いになったわけじゃない

あんなに毎日一緒にいたのに、もう何年も会っていない。ふとした瞬間に思い出す、あの人たちのこと。

2026年7月7日 ・ こころ

予定のない週末に、罪悪感はいらない

気づけば日曜の夜。「今週末、何もしなかったな」という、あのうっすらした罪悪感の話。

2026年7月6日 ・ こころ

「お一人様ですか」に、はいと言えた

この「はい」が言えるようになるまで、10年かかった。

2026年7月5日 ・ 暮らし

湯船にお湯をはる、それだけの夜

いつからか、お風呂はシャワーで済ませるものになっていた。湯船にお湯をはるだけで、夜はこんなに変わるのに。

2026年7月4日 ・ こころ

友達と会ったあと、どっと疲れてしまうあなたへ

会っている間は楽しい。なのに帰り道や家に着いた瞬間、どっと疲れが押し寄せる。そんな自分を、責めなくていい。

2026年7月3日 ・ こころ

変わりたいのに変われない、を責めないで

「明日から本気出す」と何度誓っただろう。そして今日もまた同じ自分。でも、変われないのは意志のせいじゃない。

2026年7月2日 ・ こころ

つい人と比べてしまう自分が、嫌になる日に

SNSで誰かのキラキラを見て落ち込む。そして、いちいち比べてしまう自分にも嫌気がさす。そんな夜の話。

2026年7月1日 ・ こころ

がんばっているのに、報われない気がする夜に

「こんなにがんばっているのに、何も変わっていない気がする」。布団の中でふいに訪れる、あの心細い夜のこと。

2026年6月30日 ・ こころ

日曜の夜が、少しだけ憂うつなあなたへ

日曜の夕方、あの音楽が聞こえてくる頃に、胸の奥がすっと重くなる。あの感覚の正体と、少しの処方箋。

2026年6月29日 ・ こころ

「ちゃんとしなきゃ」に疲れた日に

部屋を片付けなきゃ、自炊しなきゃ、もっと成長しなきゃ。頭の中で鳴り続ける「べき」の声に、疲れていませんか。

2026年6月28日 ・ お金

サブスクを全部見直したら月5000円浮いた

動画、音楽、アプリの課金。ひとつひとつは小さくても、積もれば月5000円。全部書き出してみたら景色が変わった。

2026年6月27日 ・ ライフ

早起きが続かない私が見つけた“ゆる朝活”

5時起き、ランニング、勉強——理想の朝活で何度も挫折した。続いたのは「15分だけ早く起きる」だった。

2026年6月26日 ・ カルチャー

サウナで“ととのう”を覚えた日

サウナ→水風呂→外気浴。この繰り返しの先にある“ととのう”感覚を知ってから、週末が待ち遠しくなった。

2026年6月25日 ・ ライフ

なぜカフェだと作業がはかどるのか

家の机では1ページも進まないのに、カフェに来た途端に集中できる。あの現象には、ちゃんと理由があった。

2026年6月24日 ・ 暮らし

何も買わない休日をやってみた

丸一日、一円も使わないと決めた休日。不便かと思いきや、むしろ心が軽くなる発見があった。

2026年6月23日 ・ ライフ

スマホを置いた30分がくれるもの

気づいたら1時間、指がスクロールを止められない。そんな自分に嫌気がさして、スマホを別の部屋に置いてみた。

2026年6月22日 ・ グルメ

金曜はコンビニ新作の日

給料日でもご褒美でもない、たった300円の新作スイーツ。でもこれが、平凡な一週間の小さなゴールになっている。

2026年6月21日 ・ 暮らし

一人暮らしの自炊を続ける小さなコツ

一人暮らしを始めた頃、張り切って自炊して、2週間で挫折した。続けるコツは「ちゃんとやらない」ことだった。

2026年6月20日 ・ カルチャー

“推し”がいるだけで平日が変わる

推しがいると、なんてことない水曜日が「配信がある日」になる。生活に小さな目印が増えていく。

2026年6月19日 ・ ライフ

23時、インスタを閉じて湯を沸かした

親指が勝手に開いて、勝手にスクロールして、気づいたら40分。閉じたあと、天井がやけに低く感じた。

2026年6月18日 ・ エッセイ

夕方の散歩という贅沢

夕方、日が傾きはじめる頃に家を出て、あてもなく近所を歩く。ここ最近、それがささやかな習慣になっている——。

2026年6月17日 ・ エッセイ

梅雨の日の小さな楽しみ

雨が続くと、つい気分も沈みがちになる。けれど最近、雨の日にもちょっとした楽しみがあることに気づいた——。