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つい人と比べてしまう自分が、嫌になる日に

何気なくSNSを開いて、誰かの楽しそうな投稿や、順調そうな近況を見た瞬間、胸の奥がちくりとする。そして、そんなことでいちいち落ち込んでしまう自分に、さらに嫌気がさす。落ち込みが二重になる、あの嫌な感じ。

まず言っておきたいのは、人と比べてしまうのは、あなたの心が狭いからではないということ。比較は、人間に本能として組み込まれた仕組みだ。誰だってやってしまう。だから、比べてしまう自分を責めるのは、もうやめていい。

ただ、ひとつだけ知っておいてほしい事実がある。SNSに並んでいるのは、その人の人生の“ハイライト”だけだということ。旅行、成功、幸せそうな瞬間。誰も、うまくいかなかった日や、布団から出られなかった朝は投稿しない。あなたは、他人の総集編と、自分の舞台裏を比べてしまっている。

土俵が違うものを比べても、勝てるはずがないし、そもそも勝ち負けの話ですらない。もし比べるなら、他人ではなく「昨日の自分」と比べてみてほしい。その相手となら、あなたは毎日、少しずつ勝てるはずだ。

それに、「羨ましい」という感情は、実はヒントでもある。あなたが誰かに強く憧れるとき、そこには「本当はこうなりたい」という、自分自身の願いが隠れている。羨ましさを、自分を責める材料ではなく、進みたい方向を知る手がかりに変えてみる。

落ち込んでしまった夜は、そっとアプリを閉じよう。画面の中の誰かより、今あなたの手の中にあるものは、ずっとあたたかいはずだ。あなたの人生は、あなたのペースで進んでいい。誰かと同じ速さで歩く必要なんて、どこにもないのだから。

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