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サブスクを全部見直したら月5000円浮いた

きっかけは、クレジットカードの明細だった。スマホの画面をスクロールしながら、指が止まる。「これ、何の引き落とし?」。名前に覚えのない数百円が、いくつも並んでいた。

動画配信、音楽、雑誌の読み放題、いつか使うと思っていたアプリの月額、無料期間のまま忘れていた何か。書き出してみると、月に五千円を超えていた。年間にすれば六万円。ちょっとした旅行に行ける金額が、「なんとなく」の中に消えていた。

その夜、全部を紙に書き出して、ひとつずつ自問した。「先月、これを使ったか?」。答えが「いいえ」なら、その場で解約する。迷ったものは「今月使わなかったら解約」の保留箱へ。残ったのは、本当に生活を豊かにしてくれる三つだけだった。

おもしろいのは、解約しても生活がまったく変わらなかったことだ。困る場面は、一度も来なかった。つまりあのお金は、サービスにではなく、「解約する手間」に払われていたことになる。

サブスクは便利だ。でも「持っている」ことに安心して、使わなくなる仕組みでもある。月に一度、明細を眺める五分だけで、お金は静かに戻ってくる。浮いた五千円で、今月は久しぶりに友人と鍋を囲んだ。画面の外で使うお金は、ちゃんと記憶に残る。

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